ブログ

VR動画とは?おすすめの動画と制作・編集方法

仮想現実の世界を楽しめる「VR動画」は、近年遊びの体験で活用されるだけでなく、企業側のマーケティング活動にも取り入れられるようになってきました。
そんなVR動画ですが、もし作成しようと考えた場合、どのように作っていけば良いのでしょう?

今回はVR動画の基本的な部分から、動画を作成・編集する方法、おすすめのVR動画などをご紹介していきます。
VR動画に興味がある、作成したいがどんなことから始めれば良いのか分からないという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

・VR動画・映像とは

まずはVR動画の基本的な部分からご紹介していきましょう。
そもそもVRとは、Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の頭文字を取った言葉で、仮想現実という意味を持っています。仮想現実はコンピュータを使って作り上げた世界の中で、あたかも現実で起きているように見せる技術を指します。

どのようにコンピュータで作った映像をリアルに見せられるのかというと、五感を使って現実的な体験が行えるようにしています。
これまでテレビを見ていても、視覚と聴覚のみしか働いていないため、いくらリアリティが高く高画質の映像だったとしてもそれが現実で今起きているとは感じられませんでした。

しかし、VR動画では映像や音の他にも振動による触覚の刺激、嗅覚を刺激するためにコンテンツに合わせて香りを発生させるVR周辺機器も販売されています。
このように、VRでは五感を刺激して仮想空間でありながら現実的な感覚を楽しめるようになっているのです。

・VR動画・映像と似ている動画・映像

現実的な空間を作って体験できるVR動画でも、似ている動画がいくつか存在します。
VRとどこが似ていて、どこが違っているのでしょうか?

-360度動画

VR動画では、自分が見ている方向の映像だけではなく、横や後ろまで映像を映し出すことができます。
VRゴーグルを付けると特に体感しやすいのですが、辺りを見回すとそれに応じてゴーグル内に映し出される映像が変化するため、まるで自分がその空間にいるような錯覚を起こさせます。

ただ、360度見渡せると言ってもVR以外の360度動画も存在します。例えばパソコンの画面でマウスをドラッグし、後ろの映像まで見られるような動画があります。
その動画は360度見渡すことができてもVRにはなりません。
あくまでもVR用の機器を使うことでVR動画となります。

-AR動画

AR動画とはAugmented Realityの頭文字を取った言葉で、日本語に訳すと「拡張現実」という意味になります。
ここ数年、AR技術を使ったアプリが多く開発されるようになりました。

例えば人気のポケモンGOというゲームでは、現実世界のリアルタイム映像にポケモンの映像を差し込むことで、自分がいる世界でポケモンを捕まえているような気分になれます。
このように現実世界に拡張的な存在・空間を追加することが、AR動画です。

VR動画は空間全てが仮想空間となるため、現実世界を拡張するARとは異なります。
ただ、それぞれで違った役割を担っているのでどちらかが劣っている技術というわけではありません。
あくまでもVRとARは言葉が似ているだけで異なる技術だと言えます。

・VR動画・映像を見るために必要なもの

VR動画を見るためには上記でも書いているように、機材がいくつか必要になってきます。
特に、VR動画を視聴する際に欠かせないものと、おすすめの製品をいくつかご紹介していきましょう。

-スマートフォン

スマートフォンはVR映像を見るために必要なアイテムです。
現在販売されている機種のほとんどはVR映像が楽しめるようになっています。
フィーチャーフォンでは難しいので、VR動画を見たい場合はスマートフォンを用意しましょう。 なお、VR動画を見るための最低限のスペックは下記の通りです。

iPhone…5S以降の機種、iOSは8.0以上
Android…AndroidOS4.4~6.0、PU(プロセッサ)Snapdragon800以上

-スマートフォン用VRゴーグル

スマートフォンでVR動画は見られますが、スマートフォンだけだとただの2D映像になってしまい、VRを体感できません。
リアリティの高いVR動画を見たいという場合は、スマートフォン用のVRゴーグルも用意しておきましょう。

VRゴーグルを選ぶ時に、自身が持っているスマートフォンにきちんと対応しているかどうか最低限チェックすることが大切です。
VRゴーグルによってはサイズが自分のスマートフォンと違っていて、結局見られなかったという失敗事例も少なくありません。
VR動画を見るためには隙間なくしっかりとゴーグルにスマートフォンを嵌められるよう、対応サイズのゴーグルを選ぶようにしましょう。

すでに多くのゴーグルが販売されていますが、中でもおすすめの製品をご紹介していきます。
対応サイズも確認しつつ、どの製品が合っているか選んでみましょう。

-SAMONIC

SAMONICのスマートフォン用VRゴーグルは、ゴーグルにイヤホンが備え付けられていたり、Bluetoothで操作可能なリモコンが付属していたりと、快適なVR映像を楽しめるゴーグルです。
また、レンズにはブルーライトカット機能も搭載されており、目の負担をできるだけ軽減できます。

-GearVR

GearVRは高性能でありながら価格がそれほど高くないということで、コストパフォーマンスに優れたVRゴーグルになります。
クオリティの高いVR映像が楽しめるのですが、残念ながらGalaxy専用機器であり、他のスマートフォンには対応していないため注意が必要です。

-EchoAMZ 3D

EchoAMZ 3Dは価格が手頃でレンズの位置調整もできるVRゴーグルとなっています。
高価格の機種と比べると機能面で衰えてしまう部分はありますが、VR初心者だという方は、まずEchoAMZ 3Dから始めてみると良いでしょう。

-youtubeアプリ

スマートフォンとVRゴーグルを用意できたら、スマートフォンにyoutubeアプリをダウンロードします。
アプリストアで検索すると無料でダウンロードできます。

アプリストアにはVR専用のアプリがある中で、なぜyoutubeアプリがおすすめなのかと言うと、youtubeアプリならVR以外の使い道もあるためです。
VR専用アプリはダウンロードしてもVR動画を見る時だけしか使わないですし、容量を圧迫してしまいます。
一方、youtubeアプリでもVR動画は視聴でき、しかもVR動画以外の動画も見られます。

youtubeアプリから「VR」と検索すれば、海外の動画も含めて多様なジャンルのVR動画が視聴できます。
好みの動画があれば「+追加」と書かれている部分をタップすると、お気に入りに追加され、後から何度も視聴できるようになります。

・おすすめのVR動画を紹介

VR動画をもっと知りたいという方は、実際に動画を見てみると良いでしょう。
映像制作会社やyoutubeなどではたくさんのVR動画が公開されています。

数あるVR動画の中からおすすめの動画を3つご紹介しましょう。
VRならではのリアルな雰囲気を味わいたい方は、上記でご紹介したアイテムを用意して視聴してみてください。

-Dragon Challenge

こちらはアメリカ・フロリダ州のユニバーサルオーランドが公式で配信しているジェットコースターのVRです。
約2分と短い動画ですが、ジェットコースターが動き出すところから始まり、1周するまでの風景が映されています。
動画を動かしたり、ゴーグルを付けた状態で向きを変えたりすれば空や真下、後ろには乗客の姿を360度確認できます。

落下や半回転などジェットコースターならではのスリリングな動きを視覚的に楽しめ、まるでその場で遊んでいる気分になるでしょう。
VRゴーグルを着用すれば、よりスリリングな感覚を感じられるのでおすすめです。

-360 Google Spotlight Stories: HELP

こちらのVR動画はイルカとスキューバダイビングを楽しめる動画となっています。
青く透き通る海の中では、何頭ものイルカが密集し、思い思いに泳いでいます。
泳ぐことが苦手な人やアクティビティ体験をする機会がない人でも、youtubeを通じて手軽に疑似体験できるところがVRの魅力です。

イルカは非常に大人しく人に慣れている動物ですが、一緒に泳げる機会はそうありません。
動画では間近ですれ違うイルカの姿も捉えられており、一時停止状態もできるので、間近でイルカの姿を眺められることも面白いところでしょう。

-Wild Dolphins VR

リアルな風景のCGが特徴的なスリリング系アクションムービーです。
ロサンゼルスの夜の街に突如隕石が落下し、その中から未知の生命体が現れ、人々を襲い街中をパニックに巻き込んでいきます。
モンスターを追ったり追われたりする視点で動くので、SF映画やゲームの主人公になった気分を体験できます。

どんどん巨大化するモンスターに追われるシーンはとても臨場感があるので、こちらもゴーグルの着用を推奨します。
暴れるモンスターはどうなってしまうのか、話の結末は実際に動画を見て確認してください。

・VR動画の作り方と編集方法

VR動画を個人で制作するのは難しいと思う人は少なくないでしょう。しかし、実は動画サイトやSNSでは個人で制作し、アップロードしている人は少なくありません。
機材や編集ソフトを用意すれば誰でも制作できるので、VR動画の作り方や編集方法を簡単にご説明しましょう。

-VR動画の制作を企画する

VRは視聴者が自由な視点で視聴する動画なので、通常の動画以上にどんな映像を作るのか企画することが大事です。
初めに映像で伝えたいことや表現したいことをまとめ、どのシーンを視聴者に見せるか考え、シーンのベースと順番を構成していきます。
360度見渡せるので伝えられる情報量は膨大となるので、各場面で内容を把握できる時間を確保し、体験に入り込める順番で構成しましょう。

また、登場人物や物、背景などには気を配り、どこを見ても楽しいと思える工夫が求められます。
企画はしっかりと練って、好奇心をくすぐる動画を作っていきましょう。

-動画を撮影

VR動画を撮影するためには、360度で映像を撮影できるカメラがあるとスムーズに完成できるのでおすすめです。
最近は一般でも購入できる360度カメラが増えており、おおむね1万円~5万円の相場で購入できます。

入門としておすすめなのは「RICOH THETA」シリーズです。軽量で薄いボディなのでハンディでも撮影でき、編集アプリも備わっているので初心者でも扱いやすいカメラです。

「SOYA-DV01」ならVRをはじめ、様々なモードで撮影できます。専用アプリを使えば遠隔操作やセルフタイマーなども設定できるので、自由度の高い撮影が可能です。

4K画質にも対応しているので、高画質にこだわりたい方も良いでしょう。
様々な種類のカメラがあるので、自分の撮影方針や使い勝手の良さなどに配慮して自分に合ったものを選んで、企画どおりの動画を撮影してください。

-編集で映像をつなぎ合わせる

VR動画は「ビデオ・スティッチング」という複数の映像をつなぎあわせる編集作業で作っていきます。
動画を編集するためには、360度動画に対応した編集ソフトが必要です。また、「Spincle」や「Camarada VRカメラ」といった無料で使えるアプリも多数あり、スマホやタブレットからの編集も可能です。

編集ソフトに動画を取り込んだら映像のつなぎの位置、明るさ、揺れなどを、快適に見られる状態に調整していきます。
映像にカメラやカメラマンが映っていると視聴者が感じる体験を妨げてしまうので、レタッチで消したり、ロゴや文字で隠したりしましょう。

-動画をアップロード

完成したVR動画をyoutubeやSNSなどにアップロードする場合は、データを圧縮するエンコードが必要です。
エンコードとは、アップロード先で際的に表示するための作業です。アップロード先によって推奨エンコードが異なるので、確認した上で圧縮していきましょう。

また、正常な状態でVR動画を再生するために、メタデータを含む動画ファイルをアップロードする必要があります。
メタデータを含む動画ファイルは「360 Video Metadata」や「Spatial Media Metadata Ingector」といったアプリから制作可能です。

アプリによって操作は異なりますが、動画ファイルを開き、「Spherical」や「Spherical360」にチェックを入れ、「Save as」との項目で任意の名前を付けて保存するとアップロードするVR動画の完成です。
カメラに付属しているアプリの中にはSNSにアップロードできる機能もあるので、編集アプリの機能も確認しておきましょう。

・まとめ

臨場感ある体験ができるVR動画はアトラクションの一種として人気を集めています。
技術の発展と共にますます増えていくジャンルになるでしょう。疑似体験だけではなく、現場見学など様々な用途で活用できます。

機材があれば自分でも作成できるので、おすすめ動画を参考に制作を企画してみてはいかがでしょうか?
最近は360度撮影ができるカメラや編集ソフト・アプリが手軽に手に入るので、誰でもチャレンジできます。

ただ、VRの場合は編集やメタデータの制作など通常の動画制作よりも少し難しいところがあるので、プロに撮影や編集を頼むのも一つの手段です。
動画制作未経験者やクオリティ重視の方は、VRに対応できる動画・映像制作会社に相談してみましょう。


映像制作のリソースが欲しい企業さま。パートナー契約・アライアンス契約あります。

動画制作を成功に導くお役立ちコラムTOP3

動画の種類ごとの動画制作・映像制作のポイントをご紹介
動画マーケティングで売上拡大を実現させるために重要なポイント
動画マーケティングを成功させるために抑えておきたい4つのポイント
その他の記事はこちらから >>